抗がん剤の投与

抗がん剤の投与量は、患者が耐えうる最大の投与量(最大耐用量 : MTD)で設定されているケースが多いようです。抗がん剤の投与量が多いほどより効果が期待できますが、半面副作用もそれに比例することとなりますから、抗がん剤の投与量に関して、医師は慎重に判断します。

抗がん剤の投与(つづき)

抗がん剤治療の計画は、使用する抗がん剤の組み合わせや、治療を受ける患者の全身の状態や臨床症状、合併症、既往歴などを総合的に判断して慎重に決定されます。

また医師は、治療中も患者の臨床症状や臨床検査値などを定期的に確認し、治療効果と副作用のバランスを判断し、治療計画を修正していきます。

抗がん剤には、直接血管内に投与する点滴による静脈注射(静脈投与)と錠剤の飲み薬(経口投与)がありますが、どちらの抗がん剤も血液とともに全身の細胞に運ばれ、目に見えない大きさのがん細胞を治療することを目的としています。

静脈投与の場合などは、以前は入院して投与されるのが通常でした。しかし最近では副作用が少ない抗がん剤の開発が進み、患者の容態やがんの種類や段階、抗がん剤の種類などによって判断されますが、入院することなく通院による抗がん剤治療が施されるケースが増えています。

抗がん剤治療は、おおむね投与と休薬を繰り返す方法で行なわれ、投与の直後は正常細胞とがん細胞の両方が抗がん剤によりダメージを受けることになります。

しかし正常細胞はがん細胞より抗がん剤に対する耐性が強く、数週間で回復します。そしてその回復を待ってがん細胞が回復する前に次の抗がん剤を投与します。抗がん剤の種類にもよりますが合計で4〜6回投与するのが通常です。


Copyright 抗がん剤のことがよくわかる All rights reserved.

privacy

ダイエット方法