抗がん剤で治療可能ながん

国立がんセンターは、抗がん剤治療の効果について疾患別に具体的に公表しています。まず抗がん剤で完治する可能性のある疾患は、急性白血病、悪性リンパ腫、精巣(睾丸)腫瘍、絨毛(じゅうもう)がん等となっています。

抗がん剤で治療可能ながん(詳細)

日本におけるこれらのがんによる死亡者数は、1年間に15,000〜16,000人となっています。

胃がんの年間死亡者数は70,000人、肺がんは50,000人ですから、それらに比べますと抗がん剤で完治する人の割合は低いとは言えます。

また、病気の進行を遅らせることができるがんとしては、乳がん、卵巣がん、骨髄腫(こつずいしゅ)、小細胞肺がん、慢性骨髄性白血病、低悪性度リンパ腫等、投与したうちの何%かで効果があり症状が和らぐというのが、前立腺がん、甲状腺がん、骨肉腫、頭頸部がん、子宮がん、肺がん、大腸がん、胃がん、胆道がん等となっています。

そして効果がほとんど期待できず、がんが小さくなりもしないというがんに、脳腫瘍、黒色腫、腎がん、膵がん、肝がん等があげられています。

抗がん剤の多くは、植物の成分、細菌の培養液など多くの資源から探索され、有効性や薬物有害反応が研究され、その後臨床の研究へと進んで行きます。

臨床研究では薬物有害反応、血中濃度、有効性等の研究が行われます。このときに安全な投与量が決定され、次にこの安全な投与量を用いて薬の有効性と有害事象が研究されます。

新薬の発見から市販までに10年以上かかるといわれており、長く慎重な研究を重ねて新しい抗がん剤が誕生することになります。

しかしそれでは長すぎるため、効果的な抗がん剤はなるべく早く使えるようにしようという取組みもなされています。


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