抗がん剤の副作用対策

放射線療法にもいえることですが、抗がん剤を投与すると、白血球の数値が低下します。免疫力が低下し抵抗力が衰えますから、細菌やウイルスに感染しやすくなります。通常は治療数日後から1〜2週間後に白血球が少なくなり、3〜4週間ほどで正常に回復します。

抗がん剤の副作用対策(つづき)

白血球が一定以上少なくなっている場合は、白血球を増加させる薬を投与することもあり、また重度の場合は無菌室に移されることもあります。

抗がん剤治療を受けている間は、外出した際はよく手を洗い、またうがいをすることが感染予防対策として重要です。手やのどは雑菌が付着しやすいですから、通常以上に丹念に手洗いやうがいを行うことです。

抗がん剤の副作用として、赤血球が十分に作られないために貧血現象も起こります。手や足の先が冷たく感じたり、しびれたり、足もとがふらついたりもします。重度の貧血の場合は輸血を行う場合もあります。

対策としては血行をよくするように心がけることです。体を温めると血行がよくなりますから、着用する服や下着の数を増やしたり部屋をより暖かく保つなど、まず身近にすぐにできることを実践したいものです。また風呂に入ると血行がよくなりリラックスもできますから、湯冷めには気を付けて入浴を楽しみたいものです。

また貧血対策として、たんぱく質の多い食品(肉、魚、牛乳、チーズなど)や鉄分の多い食品(レバー、ほうれん草など)を摂取することも効果的です。

抗がん剤の副作用対策(詳細)

血小板の数値が低下してしまうことも、抗がん剤の副作用としてあげられます。血小板は抗がん剤治療後1〜2週間で減少し3〜4週間で回復しますが、著しく血小板が減少した場合は、血小板の輸血を行うこともあります。

血小板が少ないと、多少のことでも内出血の跡ができたり、出血しやすい状態となります。くれぐれもけがに注意し、衣類は体を強く締めつけないように着用します。

嘔気や嘔吐も以前は深刻な抗がん剤の副作用として多く見られましたが、近年は嘔気・嘔吐の予防薬として効果的な制吐剤が開発され、広く用いられています。

抗がん剤イメージ

口内炎も抗がん剤の副作用でよく見られますが、口内炎の予防対策は口の中を清潔に保つことが何より重要です。毎食後歯をみがき、うがいをするように心がることです。

抗がん剤はがん細胞の活発な細胞分裂の性質を利用し、そこに働きかけることでがん細胞を死滅させるものです。したがって細胞分裂の活発な正常細胞もダメージを受けてしまいます。

髪の毛の根本にある毛母細胞は細胞分裂の活発な細胞ですから、抗がん剤の副作用として脱毛現象がおこりやすくなります。脱毛現象自体は病気ではありませんし、白血球が減少することによる二次的な被害などはありませんから、そういった意味では過度に気にする必要はありません。

しかし脱毛してしまうとショックを受けてしまう人も多く、精神的な強いダメージを被ってしまうこともあります。そして精神的な不安定はがん治療そのものにも影響を与えてしまう場合もあります。

抗がん剤治療が終了しますと髪の毛は生えて来ますから、脱毛に関してはなるべく大らかに構えたいものです。またかつらを着用する方も多くおられます。


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